京都に行ってきました。関西Ruby会議08です。
Rubyと作ろう
関西Ruby会議08のテーマは、「Rubyと作ろう」でした。これを見て、僕は普通にRubyのコードを書いたり、プロダクトを作ることだと思っていました。だけど、当日に会場に居て、一つ一つのトークを聞いて、最後に締めの挨拶を聞いたときに、なるほどRubyはこの場の全てを作ったんだとしみじみ感じました。関西Ruby会議08そのものが、RubyとRubyが好きな人たちと、Rubyのコミュニティの力で作られていました。CFPにプロポーザルを出したときは深く考えていませんでしたが、当日はRubyがこの場を作ったのだという、壮大な物語の中に居ました。
セッション
マジな話、こんなにプロポーザル落ちて悔しいと感じたイベントは無かったね。ズルいよ、好きな出囃子を流しながら、先斗町歌舞練場の花道を歩けるとか。プロポーザル落選の連絡が来た日はそれなりに悔しかったですが、当日のぽっけさんのキーノートが始まって全てを理解した瞬間が一番悔しかったです。ほんまに。マジで。
— kinoppyd (@GhostBrain) June 28, 2025
セッションは結構不思議な感じで、最初のキーノートと最後のキーノートがどっちもめっちゃテック話でした。普通イベントのキーノートって、わりとエモい感じのキーノートがあって、通常セッションでめっちゃテックな感じの話をするパターンが多いと思います。が、なんか関西Ruby会議08は、キーノートがやたらテックで、通常セッションがエモ枠多かったなと思いました。ぽっけさんのキーノートは、Rubyのかなり低レイヤをのぞき見るお話で、とても楽しく聞けました。しんばこさんのキーノートは、実践的なRailsのアーキテクチャ設計の話で、なるほどこれは議論が弾みそうですなという面白さがありました。
通常セッションでは、みんな各々のRubyで作るを表現しており、どれも楽しく聞けました。自分が欲しいものを作るって良いことだなとか、アートだなとか、富岳だなとか、マニピュレータって個人で買えるんだといか、Vibe codingってすげえんだなとか、あとは筋肉とか原子がどうだのこうだの言ってる奴とかもありましたね。人には人のRubyがあり、それぞれみんなやっていきを持っているんだ、ということをしっかりと感じました。
Rubyで核融合できたら常温核融合できちゃうからな #kanrk08
— kinoppyd (@GhostBrain) June 28, 2025
面白かったのが、パネルセッションとして関西Ruby会議08の開催に関わった関西のRubyコミュニティが勢揃いし、やいのやいの言ってる回がありました。かなり独自色強いセッションで、これはすごい良いなと感じました。他のコミュニティでも見てみたい。コミュニティのつながり、じんわりしますね。めっちゃ飲み会ばっかやってそうでしたけど、それもまた味ってやつです。
僕もプロポーザル落ちた腹いせに、スポンサーLT枠で落ちたプロポーザルの内容を思いっきりギュッと圧縮して2分で話せて楽しかったです。
舞台裏かっけえな #kanrk08 pic.twitter.com/3E7cDJ0PxS
— kinoppyd (@GhostBrain) June 28, 2025
川
京都には、川のOriginがあるんですね。あれもう10年も前のことなんですね、ビビりますわ。
叡山鉄道
アフターイベントとして、叡山鉄道を貸し切りにしてLT大会をやるというまあまあキマったイベントがありました。開始既に面白いんですが、やっぱりそういう場で飛び道具出せるの本当に強いですよね。マジでやってんなこいつって思わせた瞬間が勝利ですよ。びっくらこいた。
完全にやってる #kanrk08 pic.twitter.com/fh8WsFzi1x
— kinoppyd (@GhostBrain) June 29, 2025
関西
いいイベントでした、本当に。Rubyで作られたイベントが、また新しくRubyのイベントを作っていくんだと、そういう力を感じました。あなたが作ったものが、他の誰かの心を動かす。Rubyで作ろうって、そういうことだったんだって言葉でなく心で理解できました。ある青年が感じたトキメキが、また違う誰かの心を揺さぶる、そんな瞬間に立ち会えたんだと思います。