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リアル空間で頭の上にアバターを

posted at 2023-05-19 20:31:00 +0900 by kinoppyd

あなたは誰、という課題

RubyKaigi2023が、2023年5月11日から13日まで長野県松本市で開催されました。COVID-19が猛威を振るい、2020年のRubyKaigiがキャンセルされてから3年が経ち、ようやく本格的にRubyKaigiが帰ってきたという実感がありました。

三年です。三年ですよ? そりゃ人の風貌も変わりますよ。なんだかんだ以前は出社というイベントがあり、最低限の歩行運動くらいは勤め人なら毎日していたのが、WFHでまーったく出歩かなくなり、日光に当たることも無く、三年という不摂生な時間はゆっくりと人の外見を変化させていったのです。以前から、オフラインのイベントでは思ってました。「さっき話したあの人、誰だったんだろう……」と。オンラインのアイコンとオフラインの人間のマッピングがうまくいかず、それに加え人の顔を覚えることが苦手な自分は、ただですらRubyKaigiで会う人が誰かわからないことが多くあったんです。それに加えて、もうわかんないんですよ、誰が誰なんだか。

自分を人に認識してもらうためには、不変の何かを見せるしか無い。そう、アイコンです。

これまでの試み、今回の試み

まずは自分のシールのアイコンを作った気がします。誰か(Ruたんだったかな?)がやっているのを見て良いじゃんと思い真似しました。名刺やカンファレンスのパスケースなど、目につくところに貼りまくりました。

次にやったのは、マスクに貼るシールです。これはRubyKaigi2022で、SmartHRのブースアイテムとして自分が企画しました。いつの間にか人の顔面に巨大なキャンバスが標準装備されることになったので、そこにレンダリングしようという奴です。

そして今年は、もうちょっと目線の位置にということで、こういうものを作りました。

自分のアイコンが印刷されたカチューシャです。頭の上に乗っているので、まるでゲームの中のアバターみたいでナイスじゃないですか? ないですか。

ナイスかどうかはひとまず置いておき、今年はこのアイコンを頭の上に浮かせるカチューシャで勝負することにしました。作り方を掲載するので、誰でもすぐに真似できます。

作り方

非常に簡単です。なんなら別に作り方なんて書かなくても、何となく作れるレベルだと思います。

材料は以下の通り

items

道具は100均、印刷はネットプリントなので、総額450円ほどでした。本来ならば厚紙の切り取りなどではさみなどが必要なのですが、凄くちょうど良い厚紙を発見したので本当にこれ以外の道具は使っていません。

構造としては、カチューシャに厚紙を固定し、それにアイコンを貼るだけです。問題なのは、どうやって厚紙をカチューシャに固定するかです。今回は、厚紙をうまく切りヘアゴムで固定しました。

厚紙は、次のような形にカットし、そして折り曲げます。

cut card

今回は、セリアでたまたま同じ形をした厚紙が「ピアス留め」という名目で売っていたので、それを利用しました。

次に、折りたたんだ厚紙をヘアゴムで固定します。厚紙の切れ込みの部分にヘアゴムを通し、カチューシャに通していきます。これはダイソーで売っているカチューシャの商品タグが全く同じ構造になっており、それを見てパクりました。

fix card

最後に、厚紙をテープで固定し、アイコンを貼り付けます。これで完成です。

fix card

result

簡単ですね。

効果

RubyKaigiの開催中や二日目のドリンクアップでは、アイコンを見て声を掛けてくれる人はいませんでした。正確に言うといましたが、自分のことを元々知っている人からしか声を掛けられませんでしたし、なんなら「突っ込んだら負け」みたいな扱いでした。

一方で、Kaigiが終わりアフターパーティーの会場では、まあまあウケていた様な気がします。外国から来た方々は、アイコンを見て「何それ」と結構話しかけてきてくれたりしましたし、それをきっかけに話が弾んだりしました。また、そのアイコンTwitterで見たと声を掛けてくれる方もいました。ハッシュタグめっちゃつけてつぶやいてるので、目立ちますよね。楽しかったです。

元ネタ

このツイートをRubyKaigiの二日前くらいに目にして、パクろと思ったのが発端です。